恐怖

非常に怖い思いをした。

昨晩、ベロンベロンで千鳥足になりながら帰宅中、自分の住むマンション近辺で隣人が座り込んでいたのを見つけた。隣人はニヤニヤしながらこちらを見ていた。

隣人とはすれ違えば挨拶をするぐらいの仲で、特に交流があったわけでは無かった。
しかし、我が家では頻繁に大音量で音楽を流すし、自分がLoLをやっている時に突如「fxxk!!」とか、「NOOB!!!」とか大声を上げるから、隣人はストレスを覚えていた、、、とは思う。
でもそれはお互いさまで、向こうも深夜4時ぐらいに突然、ガタン!と大きな音を出すし、友人を呼び込み大声で話をしていた。
だからイーブンだと思っていた。

しかし、昨晩は様子が違っており、その隣人の前を自分が通りすぎようとしたあたりで、突如彼が手にしていた散弾銃が自分の方に向けられ、発射された。
自分は突然の事に驚いたが、「やはり音でキレていたのだな」と思いながら、バックステップでその射撃を避けた。
お互い様だと思っていたのに突然の無慈悲な一撃を放ってきた隣人に対して、「イーブンやろが!」という怒りと、「散弾銃はヤバイ。出がハヤイ。」という恐怖が混じり、アンビバレンツな感情になりつつも、隣人に対して「危ないでショ!」と至って普通に返した。
隣人は自分の返しを聞いても変わる事の無いニヤニヤを続け、また自分に向け散弾銃を構えたので、自分は怒りよりも恐怖が増した。
ので、ロックオンを外して逃げた。

逃げた先には警官が2人おり、好都合とばかりに「おまわりさーん!」と大声で呼ぶと、隣人は流石に焦ったのかヨロヨロと逃げ出した。
しかしこの時、自分の中では、「やばい、これは報復されるパターン」と考えてしまい、この後の事を考え恐怖した。
警官2人はすぐ駆け寄ってくれたものの、相手の散弾銃を見るや否や、すぐに踵を返した。
「散弾銃は無理。警棒では勝てない。体制を整えるために署に戻ります」と言っていた。
腕に持っていたのは警棒ではなくてトンファーだった。

警察がすぐ帰ってしまったので、急いで自分はマンション内に入り、エレベータに駆け込み、自室のある3Fを連打した。
隣人も乗ってくる気がして何度も何度も3Fを連打した。
が、無慈悲にもドアは開いた。
そこに立っていたのは隣人のそのまた隣人であり、過去に一緒に仕事をしていたが疎遠になっていた人だった。
そうだ、隣の隣に住んでいたんだった。
自分はちょっと疎遠だったり、まだそこまで交友が深くない人にはテンションを上げ目で、言わんでもいいことをウケをとるために言ったりする癖がある。
現状はその癖を発動するのにぴったりの場面だった。
3Fについたエレベータを降り、お互いの自室へ向かいながら、今起こっている事を盛りめで話した。
「いやー、大変ですよ、あの、前話してた、そう、うるさい隣人いるじゃないですか、あの人がね、とうとう牙を剥いたんですよ、散弾銃とりだしてきやがってね、こう、僕に向かって近距離射撃してきてね、いやー、焦った、焦ったけど、俺の華麗なバックステップがね、功を成したんですよ。」
べらべら話していると、その人はよく聞いてくれ、それは怖いね、と言ってくれた。
その人は自分の部屋に帰り、自分も自室前についたところで階下を見ると、1Fには隣人が居て、自分が調子づいて話した内容をすべて聞いていた様子だった。
そして自分が、隣人のことを「うるさい隣人」と称していた事や、イーブンではなく隣人の方がうるさいと思っていた事、それらを第三者に伝えていた事などを知り、怒り狂っていた。

これはヤバイと急いで自分の部屋に入ると、一緒にシェアハウスをしている山田さんがリビングで慌てふためきながら自分に呂律の回らない口調で話しかけてきた。
「嫁が、こんな、こ、こんな深夜に、突然会いたいとかゆうてきて、、それで、ベランダで煙草すうてたら、嫁の姿がみえ、、見えて、下に手ふってたら、突然!隣人が、、よm、あの、せおっちがうるさいゆうてたやつが、突然!!!嫁をさらっていって!!」
普段冷静沈着な山田さんが、こんなにテンパっているのを見て、自分は非常に怖くなった。
とともに、自分が起こした火種から山田夫婦にこんな悲劇が起こってしまったことに申し訳無さも感じ、消えてしまいたくなった。

Bloodborne をやりすぎるとこんな夢をみるからホドホドに遊ぼう!